今日はスウェーデンのキッチンのちょっと便利な機能のお話。これはダーラナ地方の田舎家のキッチンですが、ちょっと日本のキッチンでは目にしない、便利なものがあります。写真にうつっていますが、それがなんだか分かるでしょうか?その便利な機能の部分を使っている様子です。これなら分かるかしら?? キッチンのカウンターに収納可能なまな板が備え付けてあるのです。使うたびに引き出しを引き出すように、まな板を引き出して使います。そして、使い終わったら押し戻して収納する。まな板が目に付くところに出ていることにならず、キッチン周りがすっきり見えるというのがメリットです。また、作業スペースも増えます。更に機能的なのは、このまな板が取り外し可能であること。使い終わったら、まな板だけを取り外して洗う事ができますから、ちゃんと衛生的に使うことができるのです。そうじゃないと、とてもじゃないけれど まな板の上で肉や魚を切ることなんてできませんよね。それに、まな板が古くなったら新しいものと交換する事ができますから、合理的です。まな板として使わなくても、一時置きの作業台としても便利そうです。

ただし、この「収納式まな板」を備えたキッチンは現在では廃れてしまい、新しいスウェーデンのキッチンではまず見ることはありません。1960年代以前に作られた住宅(戸建て、マンションどちらも) に限られています。とはいえ、スウェーデンには築年数の古い家はかなり多く残っていますから、この手のまな板を見つけることは難しくありません。新築っぽいマンションにはないというだけの話。



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