

使い捨てられる茶色い紙袋…なんていう日常にありふれたものを花瓶や、アートといった領域に取り入れるという発想、これはまさに1972年というその時代のポップアートの流れをくむものです。
さて、このPaper Bag Vaseに着想を得て…と思われますが、Rosenthal社のStudio Lineではその後、「Do not litter (ポイ捨て禁止)」シリーズを出しています。当初、私はそのシリーズとこの花瓶は同じシリーズで、しかもすべてTapio Wirkkalaがデザインしたものだと思っていましたが、違いました。
ところで、今日、紙袋に生けているのは「パイナップル」。造りものではなくて、本物のパイナップルです。連日の暑さでグダグダになっている私ですが、せめても夏の楽しい気分を演出したくて選びました。茶色い紙袋は、こうしたちょっと個性的な植物との相性がいいので、なかなか重宝するのです。
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