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ご飯茶わんにはもったいない?! Riisiposliini

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お昼ごはんにArabia製のご飯茶わんで、穴子ご飯はいかが??
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こちらはArabiaで1949年から1974年まで製造されていたもので、Friedl Holzer-Kjellbergによる、「Riisiposliini / Ris Porslin」シリーズから。装飾として施されている縦長の紋様が、「お米のように見える」ことから「Riisi = お米」という名前が付けられました。

このシリーズもまたかなり人気を博したものですので、模様や形、大きさ、用途の違った様々なものが製品化されています。これだけを集めていくだけでもかなりのエネルギーと時間を要するものです。その中でも、大きさや、深さが手にすっぽり収まってちょうど良く「ご飯茶わんに最適!!」 だと思い、同型のものを2つ手に入れました。
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まさか元々はご飯茶わんとして作られたものではないと思います。きっとキャンドルを入れるものか、お砂糖などを入れて使う等、そういったものではなかったかと…。

作りは非常に繊細で、「薄はりガラスのコップ」のような厚みしかありません。ですから、日常の生活でも大切に扱うようにしていますし、フィンランドから持ち帰る時の輸送にもかなり神経を使いました。
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この繊細な雰囲気を生み出しているのは生地の薄さだけでなく、Riisi型に抜かれた半透明の窓も大きく貢献しています。

これは一度、器の形に成型されたのちに、1つ1つ丁寧にRiisi窓の片抜きが行われた後に焼きあげられ、更に今度はその上からガラスの釉薬をかけ、窓にガラスをはめ、再度焼きあげられるという複雑で手間のかかった工程を経て作られています。北欧のミッドセンチュリーの陶磁器にはいびつな形をしたものが多数見受けられますが、それは当時の技術の問題や、規格の基準が現在とは異なったためです。そして、北欧の古い陶器を愛好する人にとってはそれもまた味わいの1つ。

そういった品々の中でもこのRiisiposliiniの器のゆがみ、いびつさはかなりのものがあります。それでも、複雑で高度な技術を要する制作過程を考えると、そしてこの繊細で扱いに注意を必要とするこの器が今日まで何代もの人の手を渡って私のところにあるのだという喜びと共に、愛おしさ以外の何物でもないのです。

やっぱり、ご飯茶わんとして使うのはもったいないかな? でも、陶器は飾っておくだけでなく、使ってこそその魅力が分かるとも考えているので、今後も大切に使っていきます。

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by minasamlingar | 2010-04-19 23:58 | Arabia

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