さて、昨日予告をしたように、今日は
Lisa Larsonの
「Skansenシリーズ」から
「Fjällhare (野ウサギ)」です。Skansenシリーズが発表されたのが1976年。そしてFjällhareが製造されたのは1977-1979年のこと。
「気をつけ」状態のカチンコチンに固まった、このウサギのデザインは日本でも人気があるようで、復刻された新しいモノも出回っています。そちらは色も鮮やかで、取り扱い店の別注も受けているようで模様入りのもの等もあったりしてバラエティー豊かです。
しかし、
昨日のJIE Keramikのウサギと比べると、同じLisa Larsonの作品であるとはいえかなり違う作風になっていることがお分かり頂けると思います。きっちり左右対称で、ウサギなのは間違いないけれどかなりデフォルメされた造形。しかし、胸の筋肉の盛り上がりなど要所をきっちりと押さえているので、野生のウサギならではの力強さが完全な「静」のフィギュリンの中にも表現されているところはさすがです。
ただ、このFjällhare、あんまり顔が可愛らしくないのです。(笑) 野生の動物なんだから人間にこびる必要がないばかりか、人間から逃げるように生きているFjällhareの特徴をよくつかんでいるとも言えるのかもしれませんが。日本で人気のLisa Larson作品は概して丸っこくて、「可愛い」という形容詞が最もしっくりくるものが多い中、ちょっと異色であるかもしれません。(尤も、Lisa Larson作品は可愛いモノばかりじゃないんですけれどね。)
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